介護の現場では他の職種とスムーズに連携して、患者のケアを行うことが求められています。これを多職種協働といいますが、ほとんどの介護現場で実践されています。多職種協働を実践するためには、他の職種とコミュニケーションを取って情報共有することが肝心です。そのためには、他の職種の人たちと良好な関係を築かなければなりません。お互いに良好な関係を築くためには、まずお互いの仕事に対して敬意を示すことが重要です。特に過去に行った仕事に対して感謝すると、相手は良い印象を持ってくれるでしょう。相手の行動に焦点を当てて感謝を述べることで、他の人にも良い影響を与えてスムーズに仕事が進められるようになります。それがひいては、患者に対して質の良い介護を提供することになるのです。
続いては、約束を守ることも良好な関係を築くために大切です。非常に当たり前のことかもしれませんが、相手からの信用や信頼が得られないとスムーズに仕事ができません。信頼関係が築けなければ、相手は真摯に向き合ってくれず、こちらの言うことに耳を貸してくれないでしょう。約束を守るためには、相手の前で宣言したことを忘れないできちんと実行することです。そして連絡や報告を怠らず、情報共有を行います。そうすることで、お互いに共有しているプランが進んでいることが実感できます。どんな些細な約束であっても、きちんと実行することを積み重ねることで、相手からの信頼を勝ち取ることができるのです。もし約束が守れなさそうであれば、その理由をきちんと伝えることも忘れてはいけません。多職種協働に関する情報は、<介護業界に必須の「多職種協働」とは>にも詳しく記載されているので一読しておきましょう。